ケンチク部「アートプラザ編」

ケンチク部
第二回「そうだ、アートプラザに行こう」

ご機嫌いかがですか?

どうも、ケンチク部のブチョーです。
なにやら第1回目のアクセス数が良かったようでして、、フフ

調子に乗ったまま、第二回目はアートプラザ編に行っちゃうぜ!

 

さて、、、アートプラザってナニ?
ってことなんですが、

大分市管理のアートギャラリーで、市民の利用度が高く、とても愛されている建築です。
特筆すべきは、磯崎新さんの建築作品が常設でいつでも見れちゃうってことです。
これは国内を見渡してもここだけじゃないか?と思います。

磯崎さんの建築模型がたくさんあります。

ところで、、、イソザキさんってダレ!?って方もいると思うので
前回に習いまして、まず建築家を知ろう!!のコーナーー!!

磯崎新(いそざきあらた)さんは、大分市出身の世界的な建築家です。

もうね、何と言うか、生きるレジェンドなんですね。チョー有名なんですね。
どれぐらい有名かと言いますと、世界中から磯崎さんの建築を見ようと見学者がきます。
建築やってれば知らない人はいないレベルなんです・・・そんな簡単な説明で良いのか?(まあ、いいか)ちなみに、前回の坂茂さんが磯崎さんのお弟子さんになります。

恐らく建築家の中で最も著書が多く、影響力が強いです。それと、才能のある若い建築家を見付けたりする事も得意で、最近、皆さんも知る事になった世界的建築家のザハ・ハディドさんも磯崎さんがいち早く見つけ、、、っと、長くなり過ぎ!磯崎さんだけで今回終わっちゃうよ?!
詳しく知りたい方は、大分市内でも近日公開予定の「誰も知らない建築のはなし」を、ぜひご覧ください。
磯崎さんが日本と世界を結びつける中心的にいることがわかります。
九州の人、大分の人は特に面白いはず!「磯崎さんスゲー!!」ってなっちゃうと思うな!

そんな磯崎さんの処女作(貴重!!)が大分県立図書館で、解体予定だった17年ほど前に保存運動が起き、アートプラザとして残りました。近代の建築が保存される事例は多くないです。
その事も含め貴重な建築なのです。

さて、前置きが長くなりましたが、アートプラザへGO!!!

ここです。

独特な外観です。
この外観をひも解くための

アートプラザの見方 その①「プロセス・プランニング論」

当時の磯崎さん(30代前半!!若っ!)の提唱していた設計手法です。日本語で言えば、過程の設計手法?ざっくりと言いますと、建築というのは完成した時が終わりでもなく、その後の在り方もカタチを決める要素となり、設計段階で時間的な変化を考えながら、、、

難しい!!難しいです、、、磯崎先生。。。
詳しくはググってください!そこの理解を深めるほど、この建築が見えてきます。
この建築には哲学があります。

外観に切断面みたいなカタチがあるのがわかりますか?口をあけたようなカタチです。こういった一つずつがコンセプトにより導き出されています。
では中へ入ります。

おお、、光が美しい。。

 

アートプラザの見方 その②「光と影を感じよう!」

建築というのは、外と中を分けるための箱だとも言えます。それは必然的に影をつくります。
閉じた箱だけだと暗いですよね。その為に窓を開けたりするのですが、暗い所に差し込む光というのは、世界共通で美しく感じるものです。光と影を見てみてください。美しい理由がそこにもあります。

この建物内をウロウロと歩くと気になる事があります。
それは、段差が多い!っていうことです。おいおい・・・段差だらけじゃ使いにくいんじゃね?とか、バリアフリーじゃなくね?とか言う方もいます。確かにそういうこともあるんですが、、、そこで!

 

アートプラザの見方 その③「階段は発明品」

当たり前ですけど、階段って上下の階を繋げるためのものです。これ、いつできたんでしょう?
誰かが発明したんでしょうけど、発明が古過ぎてどこで誰が考えたかわかりません。
建築文化は人類の歴史と同じくらいに長いです。階段の発明は一気に発想を広げ、大きく建築を進化させたと考えられます。
平面移動が主だった人類が縦の空間を使いだしたんです。大げさに言えば、それこそが建築の始まりです。横へ横へと未開の地に広がって行った人類が、縦の空間を得て建築をつくりだしたことで、
その地で定住をはじめた!建築によって人類はその地に住み着く事になった!!建築こそがご先祖様の・・・夢見る中年のブチョーの妄想がひどいですが、あながち間違いじゃないかもしれません。

つまり、建築にとって階段は大切な空間であり、階段をいかに楽しめるか?が建築家の腕の見せ所でもあります。アートプラザの階段って、実に楽しそうなんですよね。

ちなみにスロープも階段と同じく楽しい上下運動です。

さて、、今回も話が長くなってしまいました。建築愛が尽きません。
市民からも愛され、建築として生き続けるアートプラザをぜひお楽しみください!

次回もお楽しみに!

 

ー 関連映画&イベント ー

☆映画『だれも知らない建築のはなし』
シネマ5にて、9月19日(土)〜9月25日(金)の1週間限定上映

☆映画『だれも知らない建築のはなし』の石山友美 監督と、大分市美術館の菅章 館長 のトークショー &立食パーティー@wazawaza bldg. 4F To-tA

ケンチク部 ブチョー
大分県の建築を中心に紹介するケンチク部のブチョー。建築の紹介というよりも、建築の見方を紹介します。 “まち”は建築で出来ているので建築の見方がわかると、どんな“まち”でも楽しめます。 建築は楽しいぜ!ということを知ってもらいたいと、ブチョーは思っています。

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