3度目の大分公演直前!劇団5454(ランドリー) 作・演出 春陽漁介・俳優 榊木並インタビュー!

3月5日-6日にJ:COM ホルトホール大分 小ホールにて上演される、劇団5454(ランドリー) 第13回公演『ト音』の作・演出 春陽漁介さんと江角先生役の俳優 榊木並さんにインタビューしました!

【若い世代】と一言でまとめると簡単ですが、マルチタスクな生活を悠々とこなす人もいれば、不器用に生きていたり、周囲と自分を必死に馴染ませながら過ごしている人もいます。
そんな世代にある《個人的なドラマ》を丁寧に、しかし軽やかさを忘れずリズミカルに提示してきた劇団5454。
今回はその作風を生んだ春陽さんの《個人的なドラマ》の一部を覗いてみました!
また、劇団としての力の強さの秘訣が榊さんからふつふつと、、、

大分公演は3月5日(火) 19:00、3月6日(水) 14:00/19:00の3ステージです。
大人気作『ト音』。劇団として最後の上演です。お見逃しなく!

3度目の大分公演直前!劇団5454(ランドリー) 作・演出 春陽漁介・俳優 榊木並インタビュー

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久原淳子(クバルジュンコ・演劇制作プロデューサー。以下、久原):
過去2回の大分公演で、ある程度のリピート客もできたと思いますが、1月に開催された劇作家大会で「まちなか演劇」の一般参加者との新しくできた繋がりとか、「ト音」公演に向けて手ごたえはありますか?

春陽漁介(シュンヨウリョウスケ・劇団5454 作・演出。以下、春陽):
新しく繋がっていくというよりは、3回目だからこその手ごたえを実感できる気がします。大分の人はすごく温かくて、最初は厳しいけど認めてくれると僕らもホームだと感じられる。作品はもちろんシビアに作りますけど「帰ってきた!」という感覚になれます。

久原:とても良い刺激を外から与えられたと初回は思ったんですけど、2回目があり、そして「まちなか演劇」があり、地元の劇団と同じようなペースで劇団5454(ランドリー)が公演をしているので、春陽さんがほぼこちらの人のような感覚になってきていて。春陽さんにとって大分で演劇をする意味は?

春陽:大分初公演の時、演劇を初めて観た時の感覚が蘇ったんですよ。この世界って素敵だなとか、面白いなと思ったあの感覚。東京は演劇がいくらでもあって、比較する、という楽しみ方のお客さんも多い。だけど大分のお客さんは「ただ楽しむ」という姿勢で観てくれるから、自分が面白いと思うことを提案できるのが一番の喜び。劇作を始めた頃のそんな喜びを思い出させてくれます。

久原:とても嬉しいですね。大分でついた固定のファンの期待を裏切らないものを見せたいし、「面白いから観に行かない?」って誘ってくれるお客さんにも恥をかかせない作品を今回も持ってくると。

春陽:「ト音」がうちの劇団を観に来るきっかけになったお客様や、再演を楽しみにしているお客様がたくさんいらっしゃる。力のある作品だと自負していますが、前回面白いと言われたから焼き直しをやろうではなく、「ト音」が持っているテーマを2019年に合わせてちゃんと作り直して、大分の皆さんにも楽しんでもらえるように持って来たいですね。大阪でも良い評判が得られて嬉しかったです。

久原:私も優れた戯曲は何度も再演されるべきだと思うのですが、小さなロットでやっている劇団は新作をどうしても求められるので、やっては終わり、新しいものを作りの繰り返しになってしまうけど、「あれ面白かったからもう一度観たいね。」って言われるものも必ずあるわけで。そういった力が今回の「ト音」にもあるんですよね。
それで前回前々回の作品にも共通していることですが、春陽さんが描かれるものには、愛とか夢とか、わかりやすいテーマを提示はしているけれど、根幹として表現しようとしているものは少年期・思春期から青年期への脱皮っっていう、ちょっとなんだろう、宮沢賢治的な。

春陽:宮沢賢治って言われたらかっこいいけど。笑

久原:たどっていく道で少年に起こる心的な事件と外的な事件がうまい具合にリンクしていて、ぶつかり合ってパッと生まれたり変化が起こるっていう点で、今回の「ト音」はさらにわかりやすくぶつかりますよね。

春陽:言われて今気づきましたけど、少年期から青年期に限らず、男性でも女性でも、一歩大人になるとか成長する瞬間に、根幹にある歪みみたいなものが見えてくる。それがやっと自分でもわかって。プラスアルファ、そういう心情に外からの出来事がリンクしている、というのは確かにおっしゃる通りです。

久原:「ト音」は観れば観るほど悲しくなっていって。嘘という言葉にとらわれた少年が心を閉ざした悲しさ。そういった経験が春陽さんも若い頃にあったりしたんですか?

春陽:あんまり意識してはいないですけど、僕は母子家庭で育ったので、母親に心配や面倒をかけたくなくて、なんとなくいい子ぶるのがどんどん上手くなっちゃいましたね。学校でもそう。元気よく返事しとけばそれだけで先生に気に入られる。良い顔しぃみたいなのを、基本能力として昔から持ってますね。自分を守ってくれる大人を周りに作っとかないとって思っていて、その経験がこの作品に入っている。

久原:つまりその経験から自分を守る盾は「ついている嘘」なんですね。

春陽:「この人、段取りで言ってんな」とか、「愛想だけで言ってんな」ってわかるじゃないですか。そういう嘘が具体的に見える男の子の話です。他者に対する憎しみが、実は自分が同じものを抱えているからこそだった、という話は演劇には往々にしてあるんです。そこに思春期の葛藤や周りで起こる事件、ちょっとした違和感、そういったものをマッチさせた作品です。ブラッシュアップしてて気づきましたね。

久原:最初はとにかく楽しみながら、「うちにもこういう先生いるわぁ(いたわぁ)。」って観ていられますよね。

春陽:学園ものだからやっぱり青春はほしいし、先生たちの人間関係のいざこざみたいなものも好きだし。学校という場所は誰もが共通して持っている世界観だからこそ、キャラクターを類型的に描いてしまうとつまらなくなっちゃう。しっかり立てたキャラクターを楽しみながら、同じ学校の一員として観てほしいんですよ。秋生(アキオ)っていうキャラクターが何か障害にぶつかった時に一緒に心配するのか、それとも恐怖を覚えるのか、そうした共感を生むためには、前半にいわゆる学園ものの面白さを意識して作らなきゃなと思いました。

久原:導入から、舞台のテンポや役者のリズムに慣れてきた頃に急展開がくるので、台本割をしたときに、シーンの時間配分がとても上手だなと思います、「ト音」は特に。そこから後半ラストスパートに畳み掛ける情報量が的確で、このリズム感って何だろう?って。今回、「まちなか演劇」で使ってる音楽とか、iPadに入っている音楽を見てて、なるほど、こういうリズム感の人なんだって思いましたね。普通の青年なんだって。

春陽:今のJ-Popの歌詞を見ていると、ギュッと短くすることが若い人に伝わるスピードなんだなって、けっこう勉強になります。僕は丁寧に描いた方が面白いのでは?と思うから、そのバランス感覚が昔は全くなくて、最近やっと体得したんですよ。昔は1個の疑問も残さないように、フッた要素は全部回収してたんです。それがお客さんに対して丁寧だと。でも、お客さんにとってはどうでもいい伏線はいっぱいあるんですよ。お客さんが芝居を見終わった後に、答えが自分で見つかるものは回収しなくていいし、作品のテーマとしてこっち側で見せておきたいものは回収するし、ってことがわかるようになりました。昔はネタフリすぎで、何を見せられているのか分かんないっていう芝居もめちゃくちゃあったので成長しましたかね。笑

久原:その成長が今回の「ト音」再々演にも活かされているんですね。

春陽:第2回公演で初めて「ト音」をやった時から僕も周囲もずいぶんと変わってきています。今回のテーマにはきっと、自分を成長させてくれたものがいっぱい詰まってるんだろうな、と思いますね。

久原:今、同じ状況に置かれている人が観ても、過去自分がこうだった人が観ても、嫌な思い出が蘇る人もいれば、自分はこの時こう思ってたけどホントはこうだったのかもっていう気づきに変わる人もいるかも、、

撮影:滝沢たきお

春陽:主人公には抱えているものがあります。もし現実に同じ境遇の人がいたらその人を絶対に否定したくないし、かといって主人公にとって敵である大人たちみたいなものの立場も否定的には描きたくない。そういう気持ちが「ト音」に限らず僕の中にあって、どちらの気持ちにも歩み寄れるような作品に作り上げたいと思っています。

久原:心の問題や社会的な問題をテーマに扱っている割には雑にしてしまっているものが多いと感じていたので、若い人の感覚で向き合うと、ここまでストレートに表現できるんだなっていう感心がありました。

春陽:僕も同じで、悲しい物語を作りたいから不治の病にする、ということはやってはいけないと思ってるんですよ。こういう心の病を抱えた男の子に対してももちろん同じ。初演の時は丁寧に、変わっていく様を描きました。結構意識して段階を踏んで。でも、舞台上で見せている時間だけが主人公の時間ではない。例えば「ト音」の主人公は高校生ですが、家族は出て来ません。なぜ心に何かを抱えたのか?を考えた場合、親が無関係なはずはないのですが、そのあたりは僕、都合よく描いてます。そして我ながら、その都合の良さはいいな、と思ってます。現実の日々の中で誰しもが見たくないのに見えてしまうものがあって、対して見えているのに見ないふりをしてしまうものもある。秋生は見ないふりをして生きてきたけど、外から何かを突きつけられて、そこに向き合わざるをえなくなった。「ト音」で見ていただくものは、その最後の数日だったのだと思います。

久原:とうとう来てしまったその瞬間を私たちは見てしまうんですね。その瞬間を通常はものすごく長くゆっくり丁寧に描いていくと思うんですよね。このリズム感でこのテンポでっていうのは同世代の人たちやもっと若い人たちが見ていて入って来やすい長さだと思うんです。だって今の人たちってLINEでポンポンポンポンって、、

春陽:めちゃくちゃ会話早いですもんね。

久原:Twitterでも早いと思ってたのに、LINEはものすごい速さじゃないですか。何ならスタンプだけで会話してる時代もありましたし。ああいうのを経験している人間じゃないとわからないリズム感があるんだなって。

春陽:会話のスピードもですが、パソコン見ながらゲームやったり、iPadやりながら勉強したり、今の若い人は情報処理が巧みで速いんですよ。でも深くのめり込んでいなかったりする。長々と1人を喋らせて何が言いたいの?となってしまうよりも、とにかく会話を固めて、もっと話を聞いてみたいと思った時に、やっと2行のセリフが出せるというくらいのレベルだと思うんですよね。

久原:職員室の先生たちの会話も短めですよね。

春陽:所詮、人ってあんまり影響しあわないよねっていう若者の感覚、ちょっと冷めてる感覚で入っといてあげないと、いきなり熱い人同士の戦いとか、引いちゃうでしょ?みんな。

撮影:滝沢たきお

久原:その代表格が保健の先生ですよね。私、干渉しないからって放って置いてくれる優しさ。わかっている大人があえて放って置く優しさは大人が見ればわかるけど、子供にはまだわからないし伝わらないかな?っていう微妙なラインをとても絶妙に演じていますよね。

春陽:あの人間関係というか立ち振る舞いが憧れだったんですよ、大人になってから。なんか興味なさそうに見えるんだけど、本当はいちばん面倒みてくれてるっていう大人になりたかったから。秋生に対してもなんとなく嘘がないから、秋生は喋れてる。

久原:けっこう喋りますよね、保健の先生には。

春陽:秋生はごまかしを感じた時に不安になるんですよ。いいポジションですよね、(保健の)江角(エスミ)先生は。

久原:演じられてどうですか、あのキャラクターは?

撮影:滝沢たきお

榊木並(サカキコナミ・江角先生役。以下、榊):私も実際にいたら理想の先生だと思うんです、そういう風に作ってるし。突き放しすぎず、でも熱くなりすぎず、いい塩梅でいたいなって。そこは気をつけて演じてますね。

春陽:いいですよね。男たちからするとやっぱりちょっとエロそうとか。

久原:そうそう。男子学生が憧れる保健室の先生ですよね。

春陽:そこは僕のこじらせがちょっと入ってますけどね。笑。それこそさっきの少年と青年の間じゃないですけど、生徒と先生の中間がうまく交わる場所があるべきだし。

久原:春陽さんが言ってくれた、子供の頃に守ってくれるエリアとか人とかを確保しようとしてた避難地域みたいな。

春陽:そうですね。やっぱ保健室ってすごい。今は生徒相談室とかあるじゃないですか。でも生徒相談室に入っちゃったらもうダメなんですよ。そこにお世話になっちゃったら自分はもうダメな人間になっちゃうんです。けど保健室だったら誰もが行くし、その中で心の違和感を吐露するっていうのが周りにバレない唯一の救いなんですよ。

久原:生徒相談室に行くこと自体、君は1つ解決してるよと思いますよね。

春陽:だから保健室を増やすべきだと思う。カウンセラーいらないから、保健室の先生2人欲しいって思いますよね。若めでエロい先生と何でも聞いてくれるおばちゃん。「今日はこっちに来ました」みたいな。笑

久原:一人ぼっちじゃないですよね、春陽さんの作品は。問題に1人で立ち向かって行かなくても、気がついたらこの人が理解してくれていた、見逃してくれていた、頭の悪い友達とかね。あの存在は凄いですよね。

春陽:そうですね。僕にもいるんです。そういう頭の悪い友達。笑。自分がこんだけ悩んでいても「カラオケ行こうぜ!」みたいな。そういう友達にほんと救われるっていうか、間違っていないはずなのに何でこんなに悩んでるのかと自分を追い込んでしまったり、人に強く当たってしまったりした時に、ただただ暖かく側にてくれる存在のデカさっていうのは必要ですし、そういう人が絶対誰にでもいると思うんですよ。けど忘れてしまっている瞬間はいっぱいあって、そういう存在を見つけるような作品だと嬉しいです。全くそこに気づかなくてもいいんですけど自分もこういう友達がいるなぁとかそういう目線も嬉しいですね。

久原:「ト音」は劇作家協会新人戯曲賞の最終選考に残った作品ですが、台本と戯曲で差異をつけることは意識していますか?

春陽:劇作家の戯曲を読むのは苦手です。長時間かかっちゃう。セリフだけバーっと読んじゃって、この人が喋ってると思ってたらアレ?逆だったみたいな。名前、セリフ、名前、セリフだとリズムが自分の中で悪くって。芝居で見るとセリフしか来ないじゃないですか。セリフとト書きしか読めないんですよ。途中から意味わかんなくなることが多くて、ダメだまた始めからだって、諦めることが多いんです。笑。理屈ではわかってるんです、台本と戯曲の違いはどういうものかっていうのは。けど自分の中で、しっくりきてるかっていうとわからないです。

久原:出演している方としてはどうですか?

榊:読みにくいと思ったことないですね。

久原:やっぱり読みにくいものは嫌だから読みやすく書こうと意識しているんですか?

春陽:そうそう。最悪30分後に本番ですって台本が出ても、台本持ってたら成立するくらいの読みやすさは欲しいと思ってるんです。口調も人称も分けるし。

久原:作劇をするにあたって、一番最初に役者にまず理解してもらうというところは、スタートからありますか?

春陽:理解してもらうというよりも自分が喋ってて楽しいと思ってもらうことを大事にしてますね。テンポ感というか、言いたくなるように書いてるんですよ。「話聞いてあげるよ」っていうのも突然「話聞いてあげるよ」じゃわからないけど、なんとなく会話を重ねてきて「話聞いてあげるよ」が一番言いやすいタイミングがあって、そのセリフを言いたいタイミングを常に探しながら書いています。

久原:榊さんもとても頷いてますが、出演し続けてきて言われてみればそうだなって感じますか?

榊:そうですね。逆にやっぱりそのセリフに向けて言えるように準備をしてます。

春陽:やっと最近、突然、えっ何で今このセリフ?みたいなことを書くようにしたんですよ。それに対して役者がじゃあここでこうしとかなきゃって後から考えることが必要になってきて。それをしないとお客さんに驚きがないこともわかったんで、逆算してっていう作業も技術的に入れてますね。理路整然と言いやすいように書いてばっかりじゃ役者も探求しないな、とか。お客さんも驚かないなっていうのを発見して。端折って書くことも増やしました。初稿は、なぜ言ってるのかっていうのを全部書きますね。で、後でここ削っちゃえ!とか。3本分くらい書きますからね。笑

久原:前回の「ト音」は約120分でしたけど、今回は?

春陽:今回も同じくらいですね。改編してここ要らなくなったからこれ入れたい、とか試してる部分もあるし。

久原:おそらく初めて観るであろう大分のお客さんはもちろん、結末がわかっててももう1回あの舞台観たいなって思えるお話ですから、東京のお客さんも楽しみにしていてほしいですね。

春陽:楽しめます、絶対。もう1回、江角先生に会いたいな、とか。そういう風に思ってもらえる作品でもあると思うので、僕の脚本家としての技量も一生懸命詰め込んでますが、俳優たちが自分のキャラクターを魅力的に思ってもらいたい、という意識も存分にあるので。

久原:劇団5454の俳優は春陽さんのリズム感を舞台の上に立ち上げることが巧みで、立ち姿がとても美しいなって感じます。

春陽:劇団中心っていうのは今回までで、次回からは客演と一緒にやるような印象にちょっと変えていこうと思ってるんです。その集大成にしなきゃいけないなって思ってます。

久原:なるほど。1つイジワルな質問をしてもいいですか?お2人が高校生の時についた一番大きな嘘は何ですか?

春陽:何ついたかなぁ。けっこう細かく嘘つき続けてきてて。どれかなぁ。

久原:そんなに!?

榊:ちっちゃい見栄とか親に対して全く無くて、「勉強してるよ」とか。全然してないの丸分かりだったと思うので。笑。すごい開けっぴろげな子供だったと思うんですけど、親が悲しむことだけは避けていたのは覚えてます。聞いた話で母が悲しむようなことあったら、子供だけで口裏合わせして。姉と弟がいるんですけど、お母さんだけは悲しませないようにしようって。

春陽:僕は男子校だったんですけど、彼女作るときって絶対に紹介なんですよ。基本的に友達の友達で。やっぱりメールから始めるんで、彼女が居ても居ない前提で次を進めとくとか。

久原:なかなか最低なエピソードですね。笑

春陽:そもそも人に必要とされるというか人の心を掴むのが好きなんですよ。メールの文章も他より上手かったみたいで。こんなに簡単なんだ!って思ったんです、人の心を掴むのが。高校生の時なんか特にそうじゃないですか。女子高生が求めてる言葉が簡単にわかっちゃって。本気で好きになってもらうっていうよりも、もしかしたら好きかも?って、相性を合わせるのが得意だったのかも。

久原:1回目の大分公演の「好き」の裏返し。笑。経験が全て劇作に活かされてるなんて素晴らしい人生を送ってますね。(棒読み)

春陽・榊:笑

春陽:自分の言葉や文章が人の心にどういう影響を与えるかっていうのが昔から好きだったんですよ、たぶん。だから人を傷つけたくないって思うし、歩み寄りたいって考えます。自分を偽るって事を高校生の時はめちゃめちゃしてた。人に合わせることが生き甲斐でずっとそれを上手くやってきちゃったから。相手に対しての嘘もそうだし。相手に合わせることっていうのが今回のテーマでもあるので、自分への嘘っていうのも今の人は特にあるだろうなって思いますね。
例えば昨日、打ち合わせの休憩の時に榊さんがTwitterの動画を見てたんです。おもしろ動画なんですけど何も面白そうな顔してなくて。冷めた目で、無表情で「いいね」押してました。笑

榊・久原:笑

榊:感情がなくても「いいね」押せるっていうね。

春陽:今は無表情でも共感してることを伝えられるから。会ってたら「いや、嘘だろ!」ってわかるけど。それは面白い時代ですよ。

久原:渡辺えりさんが大分で劇作家大会の宣伝のために講演した時に、「今の子はスマホの中で全てを見ている。だからどうやって劇場に時間を取らせて足を運ばせるかが私たちの勝負だ。」って仰ってて。「その魅力をどう伝えるかを表現できる能力が劇作家である私たちにはあるはずなのに。」って。スマホの画面で見るだけじゃなくって気になった役者さんをずっと目で追ってみたり、2回目は遠くから全体を観たり、生で自分の目で観る楽しみ方を舞台で提示していけるといいですね。劇団5454にはその力があると思います。最後に大分のお客さんにメッセージをお願いします!

春陽:3回目なのでもちろん期待してくださるお客様もいらっしゃると思いますし、その期待には絶対応えたいと思ってます。劇団5454としても成長していかないといけないと思いながらも舞台を楽しむっていう気持ちをもらいに、思い出しに、大分に来るっていうのもあるので、観にきてくれるお客様も一緒に楽しめる舞台空間を作りたいと思っております。ご来場お待ちしております!

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※応募期間は終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました!
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■日時
3月5日(火) 19:00
3月6日(水) 14:00/19:00

※受付開始は開演45分前から、開場は開演30分前から。
※開演時間を過ぎますとご入場頂けない場合もございます。お時間には余裕を持ってご来場ください。

■場所
J:COM ホルトホール大分 小ホール
〒870-0839 大分県大分市金池南1-5-1

■料金
全席自由
【一般】前売り:3,500円 当日:4,000円
《以下割引チケット(前売りのみ)》
【グループ】3,000円(3名様以上まとめてのご予約)
【U-22】2,500円(ご来場時の年齢が22歳以下)※要身分証
【高校生以下】2,000円※要身分証

※未就学児の入場はご遠慮ください。

■チケット取り扱い
・チケットぴあ 大分公演  Pコード:492-090
CoRich! チケット
・物販チケット(クレジットカード(PayPal)決済)
・J:COM ホルトホール大分受付カウンター

※詳細については劇団5454公式HPにてご確認ください。

■出演
板橋廉平
小黒雄太
村尾俊明
高野アツシオ
関 幸治
榊 木並
石田雅利絵
(以上、劇団5454)

松永 渚
及川詩乃
真辺幸星

■スタッフ
脚本・演出:春陽漁介
音楽:Brightwin
舞台監督:佐藤 豪(大阪公演)
吉田 誠(大分・東京公演)
舞台美術:照井旅詩
照明:安永 瞬
音響:游也(stray sound)
宣伝美術・PR:L.LovesR.
スチール撮影:滝沢たきお

制作:L.LovesR.・萬田拓未・森島 縁・佐瀬恭代
企画:劇団5454

アバター
演劇制作プロデューサー。高校時代に演劇部へ入部して以来、裏方として演劇に関わっている。 社会人になってしばらくは観る専門だったが、友人の誘いで地元劇団に制作として入団して以降、本格的に企画・制作の仕事を始めた。 現在は、他県の団体の大分県内公演の受入れ・支援や、市民参加型を含む公演やワークショップの企画・プロデュースをして地元の演劇人の育成に取り組んでいる。FUNAI演劇祭の初代プロデューサー。

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