『その透過する鏡』稽古日誌「劇団不在、創作現場の汗と汁」その2

2015年10月18日(日)、AT HALLで開催される舞台「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」

「再訪のひと」でも取り上げた劇団不在の座長であるルーシーが、普段なかなか知ることの出来ない「劇団不在vol.2『その透過する鏡』」の稽古風景を紹介してくれます。

2015年1月の旗揚げ公演作品「face to face」、同年7月に福岡での一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT:FUK 15」参加作品「饐えた白金」に続く、劇団不在vol.2は

美術制作に注目の若手美術家、田中愛理
映像制作に注目の若手映像チーム、imaginary

を加え、さらに表現の幅を広げる舞台となる。

普通の演劇になるとは、到底思えない、、

本番に向けてどんな稽古をしているのか?
どのような思い・感情がぶつかるのか?
舞台がどのようにして作られていくのか?

舞台が出来上がるまでの過程を追ってくれる「劇団不在、創作現場の汗と汁(ルーシー)」。
※ルーシーの発音は業界用語のシースーと同じです。

どうぞ、お楽しみください!

 

『その透過する鏡』稽古日誌 「劇団不在、創作現場の汗と汁」その2

9月2日(水)

9月になった。
再びウッチーさんがいない。
そういえば、制作のくばるさんとウッチーさんの稽古参加日が合わない。不仲説が私の中で流れる。
心の演出ノートにメモしておく。
ウッチーさんはマッチョである。
以前は劇団水中花に所属していた。私はついこの間、とある映画のロケでご一緒した。それが縁で、今回出演の依頼をさせていただいた。
この日はウッチーさんの代役でルーシーが本を読んで、いろいろ試してみる。

 

9月4日(金)

ドーナツを食べる練習をした。
6日にある大分舞台フェスティバルの、レセプションパーティーのためのパフォーマンスの準備。
フェスの参加団体は1分間だけ本番と同じことをやる。
練習の結果、1分間じゃドーナツを食べきれないことがわかった。 いや、わかってたんだけど。
役者に訓練してもらうしかない。不在は厳しいのだ。

しかし台本にも飽きたので、おにぎりを食べるマネして遊ぶ。飽きたり詰まったりしたら変な遊びをして気を紛らす。ただの逃避行動ではないのだ。

 

9月7日(月)

6日のレセプションは、よく盛り上がって終わった。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
結局ドーナツは、1分間食べ切れなかった。
こんなんじゃダメだ。 本番まで訓練を続けよう。
稽古を進める。
主に矢田未来とウッチーさんのシーンを創っていく。
矢田未来も以前劇団水中花に所属していた。なのでウッチーさんとはすごく息が合っている。妙に仲がいい。
うっちーさんはくばるさんと気まずくて、矢田さんとは仲がいい。三角関係のようなものが生まれているのかもしれない。これも心の演出ノートにメモしておく。

ちなみに矢田未来は少林寺拳法の使い手でもあり、機嫌が悪くなると踵落としの練習を始める。
もちろん練習相手は私である。矢田未来はルーシーに厳しい。 辛い。

 

9月11日(金)

新しい台本を持っていった。
それまで使っていた台本は意図的にト書きを消していて、台詞だけ切り抜いたものを使っていた。
ト書きで表現される動きの支持などは、全部口で説明したかったからだ。
ほとんどのト書き部分は役者に伝えたので、完全版をこの日から使えるというわけだ。

不完全な台本で稽古を始めるのは、ずいぶん役者に負担をかけるけど、最終的にいい効果が得られるはず。 うまく俳優と演出家の想像が交じり合って舞台上でかみ合うと、いいんじゃないかな。

 

9月14日(月)

本を持って立ち稽古をする半立ちの工程はこの日で終しまい。正直もう飽きた。さっさと本番っぽい稽古したい。さっさと台詞を覚えねばならない。
次回の稽古では一度本を持ったまま、作品を通しで演じてみることにする。
ここで初めて全貌が見えてくるはずだ。
スタッフ側とも打ち合わせを重ね、舞台がちょっとずつ見えてきた。 あと一ヶ月と四日。

 

 

ー 劇団不在vol.2『その透過する鏡』 ー

 

【日時】
2015.10.18(sun)
1st.open 15:30 start 16:00
2nd.open 19:30 start 20:00

【場所】
ATHALL
大分市中央町2-6-4エムライフシティビル3F
URL http://athall.com

【料金】
前売り1200円、高校生900円 当日300円UP
※「大分舞台芸術フェスティバル2015」 参加作品の半券をご持参で、
当日受付にて200円キャッシュバック

作・演出 ルーシー・ラブグッドウィル
出演 ルーシー・ラブグッドウィル
宇都宮 千博
矢田未来
美術 田中愛理
映像 imaginary
制作 久原淳子
協力 Web Magazine Yadorigi

ご予約は以下までお願い致します。
Web 申し込みフォーム http://urx3.nu/nOPc
mail gekidanhuzai@gmail.com
tel 090-8760-7368(担当:ナカハマ)

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